心理学

世界一心配性の人が多い国、日本。 中野信子さんセミナーから

世界一心配性が多い国、ニッポン!

染色体番号17に「悲観的」か「楽観的」かがわかる遺伝子があるらしいです。

その名はセロトニントランスポーター遺伝子。

この遺伝子には長さの違いがありS型は短く、L型は長いのだそうです。

性質として、S型は悲観的。

L型は楽観的です。

国によってS型、L型を持つ人の割合に特徴があるそで、

アメリカではS型を持つ人は68%

日本人で悲観的・心配性のS型遺伝子を持つ人は何と98%

ほとんど全員といってもいいです。

この割合はダントツの世界一。

日本は世界で一番心配性の国民なのです。

この話、「ホンマでっか!?TV」「ワイド!スクランブル」などに出演している脳科学者、中野信子さんから聞いてきた話です。

中野信子

出典 //next.rikunabi.com/journal/entry/20150504

大塚商会の営業マンのおかげで中野信子さんのセミナーを聞くことができました

職場のコピー機が古くなってきたので事務機屋の大塚商会の営業マンが頻繁に顔をだします。

「買うときは買うんだから、そんなに何度も来なくていいよ」

といって追い返すのですが、また来ます。

困ったものです。

何かの用事で外出して帰ってきたら、私の机の上に大塚商会○○の名刺と「ソリューションフェアのご案内」とやらが置いてありました。

「また、来たのか、フッー、ご苦労さん」

案内状をペラペラ。

おっー!目がキラッ!

「脳科学者 医学博士 認知科学者 中野 信子 氏」セミナー”無料”とあります。

「抽選」と書いてあるので、すぐに申し込むことにしました。

大塚商会の優秀な営業マンを通すと、また来ちゃうんでインターネットで申し込むことにしました。

何日かしてから優秀な営業マンから電話が入りました。

「当選しましたヨっ、セミナー。ひひッ」

「おおっ、知ってたのか!」

「あったりまえじゃないですか!」

と「コピーを売るまで引き下がりませんからね」のメッセージを暗に受けながらセミナーを聞くことができました。

東京タワー

セミナー会場のホテルらは綺麗な東京タワーが見えました

遺伝子の比率は世代が変わる度に変化する

中野信子さんのセミナーの内容に戻りましょう。

セロトニントランスポーター遺伝子は安心感のでる物質セロトニンを運ぶ器のようなものです。

S型は小さい器、L型は大きい器です。

子孫を受け継ぐにしたがってS型L型の比率は変化するらしいのです。

父方の遺伝子と母方の遺伝子を受け継ぐ形で遺伝子は2つあります。

父方、母方両方がSの器を持っていいたならSS型。

父方がSで母方が楽観的なLならSL型。

父方、母方がLならLL型。

中野さんは太古の昔から日本人がS型遺伝子98%というのは考えにくいというのです。

もともとは半々くらいだったものが、徐々にS型優位に遺伝してきて今日のような割合になったんだろうと言うわけです。

今の私たちの性格に徳川家康の影響が?

世界の陸地の中で日本が占める面積の割合は0.2%程度。

地震、台風、豪雪など日本の災害被害額は全世界の20%を占めているそうです。

言うまでもなく災害が多い国といえるわけです。

こういう国で生き残るには

「気にしない、気にしない、今が楽しけりゃいいさ!」

という楽天的な人間ばかりだと生き残っていけないわけです。

共同体を守るため慎重な人間が多いほうが都合がいいです。

江戸時代に造られた「五人組」は強固な共同体の代表格です。

気象的な条件と共同体意識の中から慎重な考え方をするS型遺伝子の優位が日本では徐々に出来上がってきたのだろと言うのです。

50:50の割合から世代交代の度にS型が1%優位に日本人の中で遺伝していったとしたら98%の割合にまでなるのは何年かかるか計算した人がいるそうです。

答えは、400年。

そう、徳川幕府から今はおおよそ400年。

もしかしたら、私たち日本人の心配性で、律儀で、もめ事を好まない性格は徳川家康がつくったのかもしれません。

 

では、またでござる。

 

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