台風の去った都会は芸術的な景色を見せます。
今回は偶然出会わせたチャンスをiPhon12で捕らえてきたので紹介します。
台風の渦雲が都会の上空で分解していくのを目撃
2021年9月に発生した台風14号は東シナ海に何日も停滞して九州から関東へと駆け抜けていきました。
日本列島の中で福岡県に初上陸するのは観測史上はじめてという珍しい台風でした。
そんな台風を東京の上空で温帯低気圧になって、消滅していく瞬間を目撃したのです。
上の写真で遠方の雲は右から左、頭上の雲は左から右、と渦巻いています。
中心の青い空の部分が台風の目であったところだと思います。
都会のビル群の上空で台風が崩れていく自然現象が展開されるなんて、エキサイティングでした。
青空の皇居前広場は自然と構造物が重なり合った”美”
東京で大空を見渡せる場所はどこだ?
そうだ!皇居前広場だ!向かうことにします。
皇居前広場に到着したときは台風くずれの雲はほとんど消えていて、抜けるような青空が広がっていました。
広い空間で台風の消滅する姿を見たかったのですがちょっと遅かったようです。
丸の内のオフィスビル群の方向をむくとまだ台風のなごりの雲がありました。
松の木の曲線とオフィスビル群の直線が調和する
いやー!気持ちのいい太陽と空です。
立入禁止の芝生へ足を踏み入れたくなりました。
でも我慢、ここは警備の目の厳しい皇居です。
松の木の曲線とビル群の直線。
相反する素材ですが、不思議にマッチしています。
この調和を演出できるのは日本人ならではの感性のような気がします。
日本の玄関口東京駅は世界に誇れる美しさ
東京駅の上空も素晴しい天気が広がっています。
さすが日本の玄関口、威風堂々として美しい景観です。
真っ青な空と威厳ある東京駅そして日の丸。
勝手に誇らしい気持ちになってきます。
東京駅周辺も曲線と直線が美しい
東京駅南ドームの頭が青い空をバックにデンと座っています。
周りの高層ビルは高さはありますが、ドームの風格と落ち着きにはかないません。
明治の建築家、辰野金吾のセンスには敬服いたします。
2年前に改修工事を終えた東京駅の姿も樹木が成長して落ち着いた雰囲気になり、更に美しさを増してきています。