毎日繰り返し接すことで好意的な気持ちが湧いてくることを認知心理学で「単純接触効果」というそうです。
毎日合う人、よく見る商品、何度も聞いている音楽は、だんだん良い感情がわいてくるというものです。
私もこれを狙っているのです。
このブログでそれを狙っているのです。
ブログを書く以上「ウケたい」という気持ちは正直あります。
当初は1か月もしたら「注目を集める」はず、でした。
いや~、現実は甘くないですな。
そんなの夢のまた夢。
もう、こうなったら単純接触効果を狙うしかありません。
腐らないでたくさん書く。
ブログで食っている人の人気を集めるアドバイスは「とにかく書け、書いて書きまくれ」とあります。
1本書くのに4~5時間はかかかるスローペースなものですから訪問者が少なとメンタルへのダメージが大きいのです。
さて、言い訳めいた事はこれくらいにして、なぜ私がブログを書くのかを言わせてください。
前読んだ『なぜビジョナリーには未来が見えるのか?』にこんな部分がありました。
脳とコンピュータの決定的違いは
脳の情報処理には必ず「目的」がある。
コンピュータ自身は答えにまったく関心がない。
確かに、納得してしまいます。
エクセルでは答えの数値を求めようという目的があります。
コンピュータを利用して答えを求め、その答えを利用し目的達成に迫る。
人間がコンピュータを利用する王道です。
ブログはどうでしょうか?
コンピュータを利用して答えを求めるのでしょうか?
そうじゃなさそうです。
コンピュータの機能にネットワークの機能が加わってもっと複雑なことができるようになりました。
情報を相手にするだけでなく、人の心へ入っていけるようになりました。
作家でもないこんな中年がです。
スゴイと思いませんか?
で、ブログを書く目的はなにか?
”承認欲求”
これでしょう。
「書いた内容に同意してほしい」これがブログを書く目的ですね。一般的には。
ちょっと思わせぶりな言い方ですけど。
承認欲求には「他人から認めてもらいたい」という他者承認欲求と「自分の理想像に少しでも近づきたい」という自己承認の2つがあります。
ブログを書き続けるにはこの両者がバランスよく叶えられないと辛いです。
私の場合、記事を重ねる度に「なんとか書いているな、よしよし」と自己承認欲求は満たされていくのです。
しかし、訪問者が少ないので他者承認欲求は満たされないというところです。
自己満足の自己承認欲求は満たされても、ほかの人が認めてくれないと書き続けていくのは辛そうです。
そこで話は冒頭の『なぜビジョナリーは・・・・・・』に戻ります。
ビジョナリーとは「先見の明がある人」のことですが、この人たちは目的を見つけたら川の流れを逆らう鮭のごとく、ひたすら前に進もうとそうです。
ビジョナリーは目的のためなら命もかける。
なぜか
目的の彼方に成功というご褒美が見えるのです。
このご褒美が見えるからこそ誰も試そうとしなかったことをやり遂げよういう意欲がわき、命をもかけるのです。
いや~!かっこいい。こうなりたいです。
ブログを書く本当のところは、このかっこよさに憧れているわけです。
ブログで考えを発信するれば「彼方にご褒美があるはず」と思ってやってます。
もう一つ、この本にあった言葉を紹介しておきます。
人間の脳のメイン機能は何か?
「演算」「想像」「コミュニケーション」ではない。
「未来を予測」する能力。