ガーデニング、街歩き、自然を風が吹くままに

DIYで10年かけて壁泉(へきせん)をつくった

風に吹かれながらガーデニングというか土木工事をしています。

10年以上取り組んでいる壁泉の完成が近くなってきたので紹介します。

すべては下の写真にあるライオンから始まりました。

12年くらいまえに八王子市松木町にあるガーデンニングショップでこのライオンに出会ってしまったのです。

見つけた瞬間に欲しくて我慢できないくて買ってしまいました。

確かイタリア製で3万円くらいしたはずです。

「壁泉」という言葉も知らないまま自己流でライオンの口から水を出すため作業にとりかかったのです。

穴を堀りコンクリートで固めてから数日時間をおいて水を満たす。

すると翌日にはほとんど水が抜けていたなんて失敗を重ねながらも作業を続けました。

コンクリートブロックには鉄筋を入れ見栄えがする高さまで積み上げました。

真ん中にすき間があいているのはライオンの口から水を吐き出させるためのホースを入れるスペースです。

レンガを貼り付けてみました。

よ~く見ると右側のほうのレンガが下に流れ気味です。

「これが素人のあじちゅうもんじゃあ」とつぶやき「そですよネ」と自分でうなずくという、一人芝居をしながら完成に向けて一人こぶしながら作業を続けたのです。

3か月くらいかかり壁面にレンガを貼り終えライオンの顔を据えたのです。

コンクリートで貼り付けるのですが顔が相当な重量があるの乾く前に落っこちてしまいます。

両目と口に長いつっかえ棒をして押さえ込んでやっとくっつきました。

最初のデザインは周りの風景から壁泉だけが妙に浮いてしまっているような気がしたので上部をストレートにして左右対称の木を植えてみました。

だいぶ落ち着いた感じになりました。

いや~、ライオンくんと出会ってからここまで来るのに10年はかかっているんですわ。

我ながら飽きもせずよくやってます。

壁泉へのアプローチが草が生えたりして締りがなかったものですからいよいよ2017年工事をふたたび開始したのです。

コンクリート平板を敷こうかレンガにしようか迷ったのですがコンクリートを打つことにしました。

ただまっ平らなコンクリートでは面白みがないのでレンガをクロスにしてデザイすることにしました。

上の写真の状態だとなにやらわかりませんが下の写真になると完成のイメージが少し湧くのではないでしょうか。

コンクリートを打つ前の状態です。

手前は少し坂になってます。

さあ、いよいよコンクリート練りです。

「暑い夏にコンクリートを人力で練るのは、ムチャ!危険!アホッ!」

と知人から言われたのですが、なぜかやる気が湧いてきて実行してしまったのです。

砂利が見えるようなコンクリート洗い出し仕上げてつるつるのコテ仕上げでアクセントをつけてみました。

「景色がよくなったヨ!」

ライオンくんからも褒められて喜んでいる着工10年目の夏でした。

またでござる
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