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『21世紀の資本』を読もうとしたが - 風が福左右衛門

生 活

『21世紀の資本』を読もうとしたが

『21世紀の資本』が読みたくなった

21世紀の資本

『21世紀の資本』トマ・ピケティ

何やら世界的ベストセラーになっているということだし、民主党の岡田代表もこの本を手にとって国会で質問していたので、読みたくなりました。

図書館においてあるかなあ、とインターネットを検索すると蔵書にありました。

当然「貸出中」の表記、さすが世界的ベストセラー。

予約を入れると、なんと、42人待ちという状況が表示され、びっくりです。

「は~」ため息をついて、順番が回ってくるのは1年後くらいかなあ、と気長に待つことに決めました。

すると、2ヶ月もしないうちに「順番がきましたよ」と図書館からメールの連絡がはいったのです。

「案外早かったな」と嬉しくなって図書館へとんでいきました。

手渡されると、ずっしり重い600ページ、値段を見ると5,500円。知識が凝縮されてるっていう面構えです。

「さあ、読んでやるぞ!」と、にわか経済学者のような意気込みです。

読み始めてみると次の引用部分のような文章が平気で出てきます。

α=γ×β これで資本主義の第一基本法則を提示できる。

α=γ×βという式は純粋な会計上の恒等式だ。定義により、歴史上のあらゆる時点のあらゆる社会に当てはまる。トートロジーめいてはいるが、それでもこれは資本主義の第一基本法則だと言える。

なんじゃこりゃ、です。

はは~ん。わかりました。

借りる順番が早く回ってきたわけが。みなさんも想像つきますよね。

「借りたけど読む気になれず直ぐ返した」です。絶対そうです。

一週間くらい手元に置きページをめくってみましたが、ダメです。まったく読みたくなりません。

読みたくて順番を待っている、にわか経済学者の人に悪いので、図書館の返却箱に投入とあいなりました。さすが重い本、返却箱のローラーに乗っかって勢いよく滑っていきました(バイバイ)。

『21世紀の資本』の厚み

600ページの厚み

 

18世紀末は終末論が語られていた

このままではブログの書評ではなくなってしまいますので、もう少し続けさせてください。

言い訳っぽいですが「はじめに」だけは読みました。そこの感想をちょこっとだけ。

18世紀末には富の分配はすでに重要な問題になっていたそうです。

でもその頃、経済学ではもっと重要な関心事があったそうです。

それは「人口問題」。

18世紀末にマルサスは『人口論』を書いたのですが、その当時の「人口過剰が脅威である」と結論付けたそうです。

産業革命により人口が増え、土地が値上がりして、増加した人口をまかなえるだけの食料が得られないと考えたわけです。もう終末論そのものだったようですよ。

その頃から人口爆発が問題視されていたのには大変な驚きです。

なんせ、今はその頃から比べると4倍か5倍近くの人口に膨れ上がっているわけですから。

農業の機械化、農業の効率化が人口増加の食料を補ったということですから人間の革新技術は凄いなーと思ってしまいます。

今現在、地球温暖化など終末論的に語られていることも数百年後には「あんなこと心配してたんだね」と思えていればいいですね。

人間の技術革新を信じようではないですか。

全く情けない『21世紀の資本』の書評でした。おわり。

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