妻のおばさんの法事に浅草に行ってきた。
浅草もタワーマンションが建ち、風景が変化しています。
曲線と直線の建物、バックの空が青かったらもっと綺麗に写せたのに~、残念。
お寺のもみじは紅葉にはちょっと早いようです。
もみじが赤く染まったらもう一度このアングルで写したい。きっと素敵な写真になるはずです。
もしかしたら紅葉の時期には行けないかもしれません。その際どなたか撮影してネットでアップしてもらえませんかしょうか。
お寺の名前は海禅寺。合羽橋道具街の近くです。
趣があって京都か鎌倉のようです。
あと数日すると、もみじの赤と障子の白のコントラストがいいはずです。
さて、そろそろ本題に入りましょう。
法事はとても気持ちよく終了しました。不謹慎な言い方ですが本音です。
なぜか、海禅寺のお二人の和尚さんのハーモニーのようなお経。乱れのない木魚のリズムは一流の音楽を聞いた時のような心地よさを覚えてしまいまったからです。
眠いのではなく半眼とでもいうのでしょうか、よく仏像がうす目開けてますが本当そんな境地になってしまいました。
和尚さんの案内のもとお墓のお参りをして終了です。
次は食事会です。
お店の名は太助寿し、大将と小僧の師弟関係が残る老舗。
食べログあたりでも美味しいお寿司屋さんと高評価がついてます。
ブログを書き始めてまだ間もないので食べるのが夢中で肝心の寿司の写真を撮ることを忘れてしまいました。ドジです。
コース料理をいただきましたが、どれも美味しく大満足。お茶をいただきながら談笑していると、お店の若い衆が寿司桶を片付けにきてくれたののではなしかけました。
「仕入れはやはり築地ですか?」
「そうです。やはり美味しいネタは築地に集まりますから」
「漁師もお金になる築地へ出荷しますよね」と私。
「それが(築地へ出すこと)自然だとおもいますよ。大間で美味しいまぐろをたべようたって食べられませんから」
「そうなんですか」
「産地へ行って美味しもの食べられるっていうのは、ウソですね。本物は築地に集まってきます」
これを聞いて、そうなんだ「産地で美味しいものが食べられると思うのはウソ」なんだ?
いや、10年や20年前ならホントに食べられたのかもしれないが、物流が発達してホントだったことがウソに変わえてしまったのかもしれない、とふと思った。
産地でしか食べられなかった美味しいものがかつてはホントにあった、しかし、冷凍技術や輸送の効率化でより高く買ってもらえる築地へ美味しいまま運べるようになった、だからウソになってしまったのだと思います。
ということは、技術の進歩はホントだったことをウソに変えてしまうというすごい力をもっていることになります。
今の世の中ただ漠然と生きていると、ホントからウソに変わった社会変化に気付かないじゃなですか。
「世の中が変わること」イコール「技術革新」と具体的に目に見える人がお金儲けのチャンスを掴んでいいるのが現代ではないでしょうか。きっと、そうです。
太助寿しの若い衆にはいい勉強をさせていただきました。
お腹もいっぱいになり、合羽橋道具街をのぞいてみると、ほとんど外人観光客です。
昔の合羽橋は土、日は休みの店も多く人もまばらでしたが今は大賑わいです。
時代は変化していますよ~みなさん。変化を捕えなければいけません。
法事も食事も散策も無事終了です。