風に吹かれて浅草寺へいってきました。
雷門は修理中
ちょっと見にくいですけど雷門の上部にはシートがかかっています。
現在工事中で屋根は見えません。
下の写真が雷門の上部です。
おや?屋根が見えてるじゃないですか・・・・・・
これって実際の屋根じゃないんです。
雷門の前の姿を写真に撮って巨大なシートに印刷してあるんです。
ちょっと見ただけじゃ気が付きません。
まったく日本人はどこまでも気を使う人種なのです。
修理中の雷門の周りに昔の様子を伝える掲示がありました。
昔も今も雷門は大勢の人が集まるところなのです。
空襲で焼けてしまい昭和35年に再建されたのが下の写真です。
大きな提灯の裏側にまわると「風雷神門」と書かれています。
雷門の正式名称は風雷神門なのだそうです。
重さ700kgにもなるこの大きな提灯どなたが寄進したかご存知でしょうか?
その人の名は松下幸之助。
松下電器産業、現パナソニックの創業者です。
そのことは提灯の下側にしっかり刻まれています。
雷門から浅草寺へ通じる仲見世、この日もにぎわってました。
外国人が物珍しそうにカメラを向けています。
レンズの先には可愛いマネキンがいます。
値段も手が出そうな金額です。
神風、闘魂、必勝の鉢巻も3本1000円のお値段です。
ヘッドバンド(鉢巻)の英訳がありました。
歌舞伎の隈取りをあしらった袋などは欲しくなってしまいます。
きれいに何気なく並べられているけど熟練の技が必要なのかもしれません。
着物をきた人も大勢見かけます。
箸屋さんの暖簾のデザインが気に入りました。
仲見世のお土産屋さん街の裏側です。
芋羊羹で有名な「舟和」、今日もにぎわってます。
裏側はこんな様子。
えっ、どうでもいいですか?
どうでもいいですね。
ところどころに睨みをきかせた人形がいます。
下の写真は歌舞伎の「白浪五人男」の盗賊の頭目、日本駄右衛門。
風が福左右衛門ではありません(笑)
ビルとビルの間の屋根の上には白浪五人男の一人赤星十三郎。
反対側の屋根には弁天小僧菊之助。
ちょっと離れたところにはねずみ小僧の勇姿があります。
「氷」と「スカイツリー」関係ないけど、お似合いです。
足を進めてきた仲見世ですがだんだん浅草寺に近づいてまいりました。
向こうにちらっと見えるのが浅草寺宝蔵門。
浅草寺の巨大な門「宝蔵門」。
こちらはホテルニューオータニの創業者、大谷米太郎の寄進なのだそうです。
赤と白幾何学模様が見事です。
こちらの提灯も雷門に負けなくらい巨大です。
提灯の株にはまんじの印が。
またその下側には見事な龍の彫刻です。
天気もよく浅草寺の勇姿が映えます。
体の悪いところに煙をかけようと大勢集まっています。
私の場合は顔と頭に入念に煙をふりかけておきました。
浅草寺の軒下には3つめの大提灯が吊るされています。
ちょっと読みにくいのですが「志ん橋」と書かれています。
新橋(有楽町の隣)の方々からの寄進なのだそうです。
浅草寺から仲見世側を望むとこんな感じです。
浅草寺内部の空間。
天井には美しい天女が描かれています。
五重の塔と宝蔵門、この姿を見ていると日本人で良かったと思えてきます。
おわり。