♫トントントントン日野の2トン♪
耳にしたことありますか?
かなり耳につくフレーズなので聞いたことがある人はすぐに思い浮かぶはずです。
才能が入ったシャボン玉
単純だけどコミカルで韻を踏んだこのフレーズが気に入ってます。
なんと、これが以外や以外これを考えた人と知り合いだったのです。
どんな作者を想像しますか?
2、30代のコピーライターでしょうか?
いや違います。
実は95歳になる女性です。
介護の仕事をしていますのでそこで知り合った方です。
ある時
「所長さんはトントントントン日野の2トンしってますか?」
いい出したのです。
「知ってますよ、テレビコマーシャルしているでしょ?」
「あれ、私が考えたんですよ!」
「本当のですか~ほんとうに~!」
何度も聞き返してしまいました。
頭はしっかりしているし、普段から知的なユーモアを交えた会話から本当だろうな、と確信しました。
そしたら思わず両手で彼女の両手を握り上下に揺すってしまい、そのあと両手で頭を包み込むよう触ってしまいました。
彼女の頭の中から大きなシャボン玉でも取り出すような仕草で自分の頭に押し付けて破裂させたのです。
「その才能ぼくにも欲しい~!」
というわけです。
その動作に彼女もシワも目もわからないくらい満面の笑みで応えてくれました。
思考回路の違いに気づいた
短い文章、フレーズで相手の心に入っていけるにはどうしたらできるかいつも考えています。
なので思わず「トントントントン日野の2トン」のような発想ができる”頭”が欲しいのです。
でも、こんな”頭”欲しがっているのは自分だけであると気が付かされる事態が起こりました。
職場の同僚に
「大変だ、聞いて!聞いて!」
わくわくしながら「トントントントン日野の2トン」を考えだしたのはみんながいつもお世話しているKさんなんだよ、と息を上げながら説明したのです。
そしたら
「な~んだ、そんなこと、もっと大変なことかと思ったよ」
とだれも興味も示しません。
意気込んでい言った手前、悲しいくらい後味が悪くなったのです。
この時、私の”思考回路”ちょっとずれてるんだな、と感じたのです。
自分の考えが大勢の人の心に入っていく快感
♫トントントントン日野の2トン♪
耳にのこりませんか?
のこりますよね。
自分の考えたフレーズが相手の心に入って離れないんですよ。
すごいと思いませんか?
私はすごいと思うのですけどね。
自分の心が他人の心、しかも大勢の人の中に入っていく、こんな気持ちいいことないじゃないか、と思うわけです。
仕事でも公共の場でも自分が相手を思いやってした行動が相手に受け入れられたときはとてもうれしいですよね?
自分の思いが相手に伝わるという喜びです。
作詞作曲した歌がヒットして大勢の人の涙をさそう、こんなの最高の幸せ。
すごく憧れます。
ふふ~ん、でも大丈夫、憧れだけで終わらないはずです。
「トントントントン日野の2トン」を私の頭に移植しましたので 😉