ちょっと遅い夏休みをとって京都、奈良、大阪を妻と二人でまわってきました。
写真を撮りすぎた(1300枚)ものですから勝手にシリーズにしてご紹介させてもらいます。
もう雨男返上です!
2016年、夏の後半は台風が次々ときて雨空が多かったのですが晴れました。
周りの人には「雨男」でしられているのですが、どうしたことか晴天です。
下の写真は新幹線の車窓から撮った静岡付近の空です。
青いキャンバスに白い墨で「の」を書いたような秋の空が広がっています。
こんな景色を見ながらのお弁当、おいしいに決まってます。
最高の旅行の滑り出しです。
もう、雨男は返上です(調子にのりすぎかな)。
西本願寺へ向かう
いや~そんなこんで京都へつきました。
こちらも良い天気です。
駅から歩いていける西本願寺を見てみようか、と妻に聞くと「いいよ」ということになりました。
天気がいいせいかお互いの意見が一致します。
そこに突然洋風の建物が、、、
近寄ってみると「本願寺伝道院」とあります。
明治に造られた建物で重要文化財だそうです。
門柱にのったカエルが可愛かったので紹介します。
明治の建築家のおちゃめなセンスが気に入りました。
おおっ、見えてきました西本願寺。
京都駅から歩いてすぐかと思いましたが20分ほどかかりました。
西本願寺唐門
とてもきらびやかな門が見えてきました。
西本願寺唐門です。
豪華です。国宝だそうです。
「唐門」というので中国の様式かと思っていましたがそうではなく、日本独特の様式なのだそうです。
唐門の扉の彫刻は見事です。
当時の人の技術と集中力を見て取れます。
下の写真の彫刻は両手を広げてもまだ足りないくらいの大きさがあります。
柱も手が込んでます。
見逃してしまいそうなところにも龍の見事な細工が施されています。
西本願寺阿弥陀堂へ
唐門をくぐると阿弥陀堂。
巨大な木造建築が秋空に生えています。
唐門の曲線に対しこちらは直線に近い緩やかなカーブをえがいた屋根です。
唐門と阿弥陀堂の曲線の美をとなりにいる妻に語ろうかとおもいましたが「そんなのに感動するのあなただけよ!」と言われそうなのでやめました。
現代の職人が一生懸命仕事していました。
絨毯をはるためのボンドを均等に塗っているのでした。
素早く均一に塗っていく様子を琴欧州が年取った感じの外人がニコニコしながら見ていたので私も写真におさめてきました。
阿弥陀堂の様子です。
「撮影禁止」の注意書きがないかと、首を回して探したのですがありません。
どうやら撮影OKらしいです。
信仰心の薄いものがブログ掲載のためにパシャパシャとやるのは申し訳けない気持ちです。
西本願寺御影堂へ
「みえいどう」と読むのかと思っていましたが西本願寺は「ごえいどう」と呼ぶようです。
阿弥陀堂から御影堂へは渡り廊下でつながっているので靴を持って簡単に移動できます。
渡り廊下(下の写真)とはいえ豪華です。手が込んでます。
おおっ、蔀戸だ!
なんと読むかわかります?
「しとみど」と読みます。
平安時代の絵巻物によく出てきますよね。
ところが平安時代の蔀戸は存在していなくて、ここにあるものが最も古いものらしいです。
下の写真は御影堂内部です。
荘厳と豪華さで圧倒されてしまいます。
ご本尊近くまで寄って撮影可能でした。
思いっきり正面から写しました。
「見真」?
帰ってからしらべてみよう、と写してきました。
調べてみました。
「見真」は「見真大師」のことです。
??まだわかりませんよね。
親鸞のことらしいです。
空海は弘法大師で有名ですが、親鸞はあまり知られていですが「見真大師」と言うようです。
知らなかったー。
もっともこの称号は明治天皇が贈った新しいものなのです(詳しくはこちらをどうぞ)。
さあ、下の写真は御影堂の席、ズラーっと椅子が並んでます。
朝のおつとめでは席が一杯になって読経が読まれているみたいです。
「参加してみたーい」
と妻にいうと
「・・・・・・」
無視されました。
下の写真は御影堂のふすま、とっても高価そうです。
さあ、外を出てきました。
御影堂の巨大な破風と秋空が綺麗です。
「顔みたいな瓦あるよ」
と妻が教えてくれました。
よってみました
顔ではなさそうですけどちょっとユーモラスな鬼瓦です。
もう一つ飛雲閣という国宝があるのですが、そこは予約制ということ見られませんでした。
これで「京都観光名所散策 西本願寺編」は終わります。
次回作もよろしくお願いします。