自然豊な観光地へでかけて素敵な喫茶店に出会うって稀ではないでしょうか。
しかし、すてきな喫茶店に出会いましたので紹介します。
その喫茶店は東京都あきる野市にあります。
澄んだ空気を満喫できる秋川渓谷
下の写真は11月初旬の秋川渓谷の景色です。
東京ではありますが「ザ・自然」の中にその喫茶店はあります。
30年以上つづいている隠れ家的喫茶店「茶房 むべ」
山の懐にある隠れ家的喫茶店です。
この地で40年以上営業しているとのことです。
写真の秋川渓谷と「むべ」は徒歩で10分程度です。
入り口は瀟洒な民家の玄関そのものです。
のれんが吊るされてないと喫茶店とは思いません。
門をくぐり庭の中を進む石畳が素敵です。
店主のセンスを感じる落ち着いた店内
隠れ家的喫茶なので店内はそれほど広くありません。
10人ほどが腰掛けられる厚くて大きな木製テーブルがずっしり置かれています。
スタンドや花が感じよく並んでいます。
窓からの日差しが何より落ち着きます。
屋根の梁に2匹のねずみを発見、遊び心も忘れません。
自分が気に入ったコーヒーカップでいただけます
大きな棚に並んだ有田焼のコーヒーカップも目を引きます。
自分の気に入ったカップを指名するのですが、結構迷います。
ようやく八角形のカップに決め、香り高いコーヒーをいただきます。
店名の由来となった「むべ」
テーブルの真ん中に飾られた植物をさし「あけびかな?」
すると傍にいた店主が「あけびでは無くてむべですよ」と声をかけてくれました。
ここの店名にもなった植物です。
外へ出てみるとむべが実っていました。
やはりあけびに似てつるに実っています。
かわった呼び名「むべ」は天智天皇が名付けた
「むべ」とはちょっと不思議な呼び名です。
なんでも約1500年前、天智天皇が狩り出たときのこと、とても健康な老夫婦に出会いました。
なぜそのように健康でいられるのかと問うと、秋にできる果物を食べているからと答えが帰ってきました。
天皇はそれを食すると「むべなるかな」(もっともであるなあ)と感想を述べました。
そこからむべと呼ばれるようになったそうです。
ヘ~え、はじめて知りました。
お庭とギャラリーで素敵な時間を過ごす
カチッと木々が刈り込まれて無くてとても優しいガーデンです。
木洩れ日と自然の風が気持ち良いテラスです。
この喫茶店は高橋敏彦画伯のご自宅なのだそうです。
小さなギャラリーにほっこりする絵が並んでいます。
近くの瀬音の湯と紅葉の秋川渓谷も楽しめる
茶房むべの近くには「瀬音の湯」があり、足湯だけなら無料で楽しめます
瀬音の湯に車を停めて歩いてすぐのところに吊橋があります。
ワイヤーむき出しのではないのでそれほど恐怖感はありません。
銀杏が色づき始めていました。
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