風に吹かれて成田へ行ってきました。
成田山参道でうなぎの有名店といえば川豊
成田空港へ家族を送っていったついでに成田山新勝寺に立ち寄ることにしました。
今回その参道がとっても趣のある魅力的な場所なのでご紹介します。
そんな趣のある参道でひときわ賑わいを見せているのがうなぎの名店「川豊」です。
うなぎの川豊の店先では職人の心意気が見える
「串うち三年 裂き八年 焼き一生」とうなぎ屋さんの世界では言われるそうです。
その修行にも近いパフォーマンスを店先で存分に披露してくているのが川豊さんです。
これぞ職人!という仕事が目の当たりにできます。
観光客が騒ごうが、カメラのレンズを近づけようが黙々と修行を続けていいます。
他人には同じ作業の繰り返しにしか見えない仕事もこの職員さんたちにとっては毎日毎日が新しい発見なのだと思います。
川豊のうなぎでみんなを幸せ!
午後1時をまわったころ訪ねたのですが、5分も待つことなく2階の席へ案内されました。
ラッキー!だったのだと思います。
2階の欄間には「川豊」と立派な書がかかっています。
明治創業のうなぎの老舗です。
店内は外国人も多く満席状態です。
はい!待ちにまったうなぎがキラキラ輝きを放って私の前に現れました。
このあと、理性を忘れ無性にうなぎを頬張ってしまったので不覚にも写真がありません(ごめんなさい)。
感想は「美味しい」「満足」「幸せ」というありきたりな表現でご勘弁ください。
川豊は築100年を超える木造3階建の歴史的建造物
大正6年(1917)に建てられた建物は純和風木造三階建という歴史を感じさせるものです。
何気ない障子に粋が隠されている
ガラス障子が気になったので一枚だけ撮っておいたのが下の写真です。
この記事を書くにあたり調べてみたら蛇の目傘と雨が降っている様子を表現したものでした。
傘を4分の1しか入れないとか、雨の様子を不規則的に組み込んだ建具とか、昔の職人の心憎いセンスには敬服してしまいます。
虫食い材料を美へ高めてしまう昔の職人の粋
ちょっと変わった欄間だな、と気になって写しました。
やはり調べてみると、虫食い跡の杉を利用した欄間だそうです。
虫食いの材木なんて躊躇なく廃棄してしまう現代人からすると「虫食いを美的に感じしかもそれを利用する」とは、かつての職人はセンスはスゴイ!とここでも唸ってまいます。
「わかる奴にはわかるんだ」的な職人の粋がバンバン感じる建物です。
その現場で粋を感じられなかった私はまだ修行がたりません😞
誰もが驚く100年前の急階段も名物
川豊さんの階段はとにかく急です。
うなぎのラベルがユーモラスに案内しています。
しかし、かなり危険な階段です。
天井の板は貴重な屋久杉を使っているなど100年前の当時としても贅を尽くされ歴史的建造物が川豊さんです。
なぜ成田はうなぎが有名なのか?
成田山参道には今回お邪魔した川豊さんのほかたくさんのうなぎの名店が軒を連ねています。
なぜ?うなぎの名店がおおいのでしょうか。
かつて、うなぎは養殖生産ではなく天然ものでした。当然です。
天然うなぎの一大産地の印旛沼が近くにあり成田山新勝寺の参拝客に栄養あるもてなしの食事としてうってつけだったからだそうです。
川豊さんでは持ち帰りもやってます。
この日は常連さんらしき人がおだやかに並んで焼き上がりを待っていました。
空港へお出かけの際は時間を多めにとって成田山参道で舌鼓をうってみてはいかがでしょか?
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