的場恵子さんのワイン講座に参加してきました
「ワインのうんちくを語ってみた~い!」
というヨコシマな考えからワイン講座へ参加することにしました。
タイトルは「ワインと気楽に付き合う方法~ワインと日本の食文化比較論」
何やら難しそうです。
先生は根本恵子さん、ペンネームは旧姓の的場恵子さんでご活躍されています。
的場さんのお父さんもワインの研究家でお父さんの代から数えると100年以上研究されていて、日本のワイン研究の草分け的存在です。
ワインは瓶よりバックインボックス
出典 Amazon
「バックインボックス」をご存知ですか。
写真のような容器には入ったワインがスーパーなどに置いてあります。
比較的安いワインが多いみたいです。
ですが、この容器がワインを毎日チビチビ飲むには一番適しているのだそうです。
瓶に入ったワインの栓を抜くと空気が入ります。
その空気が酸化を早めて味を落とすことになるので空気が入らない容器が合理的。
それがバックインボックスの容器なのです。
カッコつけてコルクを抜くより私など素人が飲むにはこれが一番おいしくいただけそうです。
赤ワインを美味しく飲む秘訣?
空気を触れさせないほう良いと書きましたが、そうとばっかりは言えないのがワインの難しいところです。
赤ワインは一時間くらい空気に触れてから飲んだほうが美味しいのだそうです。
ボージョレ・ヌーボーも一時間ほど置いてからのほうが美味しく飲めるそうです。
イタリア赤ワインでは次の日に飲んだほうが美味しいとものもあるそうです。
赤ワインならバックインボックスで買って、適量を別にとって一時間してから飲むのが美味しく飲める秘訣かもしれません。
日本には悪くなったワインが結構流通しているらしい?
日本食でワインと対比した食物は「豆腐」でした。
日本人は新鮮な豆腐と悪くなった豆腐は一発で見分けがつきます。
外国人にはその違いがよくわからないのだそうです。
一方、ワインですが、日本人は悪くなったワインを見分けられなのだそうです。
なぜかでしょうか?
ワイン文化が無いからです。
しかし、ちゃんと勉強さえすれば悪いワインと良いワインを嗅いだだけでわかるようになるのだそうです。
でもそんな勉強をやるところは日本には少ないらしいのです。
なぜでしょう?
そんなことをして知識がついてしまったら日本に流通している大量のワインを回収しなければならなくなってしまうからです。
そうなったらメーカー、輸入代理店は大変です。
一本何万円もするワインでも悪くなっているものは結構あるらしいです。
でも、日本人は値段でものを判断しますので高ければ高いほど「おいしい」と飲んでしまうのだそうです。
レストランでワイングラスにちょこっとワインを注いで、ぐるぐる回したり、においを嗅いしますよね。
あれってカッコだけじゃないらしいです。
ヨーロッパ人はあの動作で悪いワインを一般の人でも判別できるそうです。
我々には「豆腐文化」はあるが「ワイン文化」がないということです。
日本人がワイン知識を得てしまうと損する人がでてくる、といったあたりは本当のような気がします。
まとめ
今回参加したのは八王子市主催の無料講座だったものでワインの試飲ができませんでした。
根本恵子さんの有料講座が開かれているのでそちらへ参加すれば悪いワインの見分け方がつくようになるそうです。
リーズナブルにおいしくワインを楽しむのはバックインボックスでからチューっと注いで飲むのが一番良さそうですね。