壊れていたエディー・バウアーのバッグ
ブログを書き始めたことで、街歩きによく出かけるようになりました。
何かを始めると物が欲しくなるタイプです。
デジカメが入る小ぶりなバッグが欲しいなぁ、と思い始めきました。
欲しいと思うとその物のことで頭が一杯になってしまいます。
ちょうど一杯になったかな、というあたりで別の案が生まれることがよくあります。
「あっそうだ!前に使ったたエディー・バウアーのバッグがあったな」
と、買わないで別の手段を思いついたたわけです。
そんなことで20年前に買ったバッグを探し出してきました(下の写真)。
ただそのバッグは留め具のフックが取れて蓋が閉まらない状態なのです。
つまり壊れているってことです。
下の写真のようなフックが付いていたのですがいつの間にやら無くなってしまってました。
だからしばらく使っていなかったのです。
八王子東急スクエアのエディー・バウアーショップ
修理すれば使えると思い買ったところへ持っていくことにしました。
買ったのは八王子。
東急スクエアという駅の真向かいのビルにあります。
6階にあるエディー・バウアーです。
八王子東急スクエアが開店して20年
平日の午後だったもので比較的空いていました。
「すいませ~ん。このバッグ修理してもらいたいのですが~」
レジカウンターから少し離れたところで作業していた女性店員さんに声をかけました。
カウンターにバッグを置くと
「わー!ステキ!かっこいいですねー」
と女性店員さんが声を上げてくれました(自分のことかと大いなる勘違い!?)。
「うちの商品ですよね~、いいですね~、何年くらい前のですか~」
と、こっちが質問するより相手方から矢継ぎ早にたたみかけらてしまいます。
東急スクエアが開店してすぐに買ったことを伝えると。
「じゃあ、20年くらい経ってますね~」
「今も、このタイプだせばきっと売れるのにな~」
「大事に使っていただいてありがとございます~」
こちらの質問に全然たどり着きません。
やっと頃合いをみはからって修理できるかどうか聞くと、別の男性店員に聞きにいきました。
ユザワヤさんで部品を探すことに
なんだろう?とけげんな顔でレジカウンターへ近寄ってきます。
「あれっ、これは懐かしい!僕が入社した当時うってものだ!いや~うれしい!」
と、私の両手を握らんかばかりに喜んでくれています。
「大学生でアルバイトしていてそのまま入社したのですけどね・・・・・・」
「たしか、これを売り出したときグリーンもあったはずだな?・・・・・・」
とか、本人の自問自答で今度もなかなか前へ進みません。
やっと修理、という本題になり本部やら修理部門やらへ問い合わせてくれました。
やはり、もう部品はないということで同じような部品をみつけて修理するので1か月以上みてほしいという答えです。
「ユザワヤさんとか手芸屋さんへいって同じような部品を探して直したほうが早く、安く済むと思いますが」
と男性店員が言うのでそうすることにしました。
エディー・バウアーのジャケットは感謝への衝動買い
物にも生命が宿っている、という人がいます。
持ち込んだバッグをかわいい子供のように喜んでくれた店員さんと私は「物の命」によってつながった気がしました。
お互いが20年の歳月を遡りその当時のことを思い出した。
とってもいい気分になれたのです。
「柔らかくて軽い今シーズンモデルのジャケットいかがですか?」
帰り際に男性店員が勧めてきました。
バッグの修理しか頭になかったものですからどうしようか迷ったのですが、買うことにしました。
衝動買いは時々やりますが、今回のはちょっと違います。
「いい気分にしてくれてありがとう」という感謝の衝動でした。