風に吹かれて巾着田へいってきました。
巾着田は日本の原風景のよう!
2017年9月13日は気持ちいい~青空が広がってました。
下の地図をご覧いただくと川が蛇行して巾着のような形になっているのがおわかりだと思います。
この地形から巾着田と呼ばれています。
稲作は今では盛んではないですがその名残から水路があちこちに巡らされています。
「ハナトラノオ」が美しいドレスのプリーツのように花をつけています。
日本の原風景みたいな場所です。
綺麗な花々が咲いています。
ニラの花も可憐に咲いてます。
人の背丈を超える綺麗な花が咲きほこっています。
2017年巾着田曼珠沙華まつり
いよいよ曼珠沙華の群生地に向かいます。
お祭りにはなくてはならない屋台のテントが並んでいます。
朝早かったので焼きそばのいい匂いが嗅げませんでした(残念)。
巾着田の曼珠沙華まつりは昨年に続いての訪問です。
昨年はまったく時期が遅くて曼珠沙華の花が下の写真のようなドロドロの状態でした。
今年はこんな感じです。
キリッとヒゲが立ってしっかり咲いてます。
駐車場付近の曼珠沙華はしっかり咲いていたので気をよくして群生地へ進むと、おや・・・おやおや・・・・・・
ぜんぜん花がついてません~ん、ガクッ。
いや、まてよ!あきらめるのはまだ早い!
群生地を散策すると南側の川の付近は満開になっている場所を発見!
ラッキーというよりスゴイ!見事です。
早朝でしたので横からの光をうけてとても神秘的にみえます。
真っ盛りまであと数日といったところです。
日本一をうたうほどの群生地ですので見渡す限り曼珠沙華です。
なぜ、田んぼの隅に曼珠沙華がおおいんだろう?
曼珠沙華って田んぼのあぜ道にたくさん咲きます。
球根には毒性があって動物が嫌うそうです。
ネズミの侵入を防ぐために田んぼの周辺に人が植えたのであぜ道に曼珠沙華が多い理由だそうです。
なぜ、曼珠沙華はミステリアスなんだろう?
曼珠沙華の花は独特ですね。
スーっと茎が立ち上がって毒々しい真っ赤な花をつける。
そういえば茎の根本周辺にチューリップのような葉っぱがないですよね。
なんと!夏の間は葉っぱは枯れているそうです。
ですから何もなかったところからニョッキリ顔をだし突然花を咲かせるのです。
それがちょっと不気味だったりもします。
じゃあいつ葉をだすかと言うと冬です。
普通の植物は夏に葉を茂らせるのですが、曼珠沙華は冬に葉を出すのです。
ミステリアスです。
美しいけど毒々しい理由はほかの植物とは逆の生育過程にあるような気がします。
スプリング・エフェメラルの花たちとは逆バージョン?
そういえば春の妖精「スプリング・エフェメラル」という植物たちがいましたっけ。
下の写真は前にカタクリの記事を書いた時の写真です。
3月ころ少女が物思いにふけったような花をつけるカタクリですが一年のうちに地上に顔を出すのは2か月くらいだというのです。
あとの10か月は地中で球根として黙々と暮らすのです。
そういった植物たちが世の中には何種かあってそれらをスプリング・エフェメラル(春の妖精)とよんでいます。
カタクリもその一員なのです。
曼珠沙華はカタクリの逆バージョンみたいな生活らしいです。
春から夏は地中にもぐって涼しい生活をしいて秋風が吹いた頃、自己顕示欲いっぱいの花を咲かせる。
これなら否が応でも蝶は寄ってきますわ。
綺麗な花の名前は酔芙蓉だった
巾着田の駐車場に車を停め大きく育った花の名前がわからない花がありました。
その名前が帰りに判明しました。
酔芙蓉という花です。
朝のうちは白い花を咲かせだんだんピンクに、そして夕方には赤くなる。
お酒を飲んだ時の顔色になぞって酔芙蓉とながついたそうでうです。
私など飲めば10分で顔真っ赤、2時間もたてば邪魔者あつかい、"酔"不要となってしまいます。
文化財の旧新井家住宅も堂々とした姿で巾着田を見渡しています。
巾着田曼珠沙華まつりは朝7時開場
駐車場も相当な台数が入れそうです。
朝7時から開場しますので朝の光を浴びた曼珠沙華を見たい方はどうぞ!
地元の方々が親切に誘導してくれました。
ありがとうございました。