人間は一人ひとり違う
なのに
誰もわかってくれない
という
瀬戸内寂聴さんのお言葉
瀬戸内寂聴さんが言ってました。
毎朝、FMラジオから「瀬戸内寂聴さんのありがたい言葉」が流されています。
毎回ありがたいお言葉ばかりなのですが、この言葉は特に心に残ってます。
誰もわかってくれない
「人間は一人ひとり違う、個性が大切」
そうです、そう思います。
「なにかやって結果がでないと”誰もわかってくれな~い”」
と私など、なってしまいます。
一人ひとり違うんですから誰もわかってくれるはずがないんですよね。
人間はみんな違うと言いながらみんな同じと思っているのです。
私っていう人間はまったく自分勝手です。
退屈しない人生とはユレながら進む
「人はいつ死ぬかわからない、けれど、死ぬとは思っていない」
そう、いまの自分に死など丸っきり考えられません。
死ぬとは知っていいながら、死ぬとは思っていない。
これも正反対のことなわけです。
自分に都合よく解釈してます。
まったく勝手なものです。
まっ、これでいいのだと思います。
だから生きていられるのだと思っています。
意義ある生き方は正反対のことを行ったり来たりしながら進むことです。
振り子のように現実(死)と幻想(死なない)を意識しながら生きるとです。
行ったり来たりユレながら進むのが退屈しない人生なのかなあ、と思います。
イチローはブレない、けどユレている
今は「ブレない生き方」が叫ばれています。
ブレは不規則な揺れ、貧乏ゆすりのような気持ち悪さがあります。
振り子の揺れはゆりかごのような心地よさがあります。
同じ揺れでもまったく違います。
やはり人生は「ブレ」より「ユレ」です。
ユレこそ心地よい人生の秘訣だと思うのです。
ブレのない生き方の代表選手イチローも「振り子打法」。
やっぱり「ユレ」ています。