再び、お金のパワースポット伏見稲荷大社へ
伏見稲荷大社で人間にの圧倒的な”欲”パワーを知らされる旅になりました。
昨年8月にも伏見稲荷には来ているのですが、今回の旅の同行者のたっての希望で再度の参拝になりました。
風が福左右衛門の伏見稲荷大社への旅にお付き合いください。
外国人、日本人とわずお金のパワースポットへ
京都駅からJR奈良線に乗って二つ目が伏見稲荷大社の最寄り駅、「稲荷」です。
JR奈良線の車両は懐かしさいっぱいで「旅に来たなぁ」と感じさせてくれました。
天井には扇風機が!
どうやら現役のようです。
地図で示すとこのあたり
こじんまりした稲荷駅。
電車が着くと観光客でごった返します。
お祭りの時の田舎の駅のような状態が毎日続いているようです。
数ある稲荷神社の総本山
改札を出ると目の前は伏見稲荷大社です。
日本各地に数ある稲荷神社の頂点、伏見稲荷大社。
さすが立派です。
稲荷様と言えば狐。
伏見稲荷大社には沢山の狐の像があります。
油揚げをくわえた狐。
カッコいいです。
稲穂をくわえた狐。
凛々しいお姿。
ついでにヒップラインもお見せしときます。
稲荷様はどうして個人の家にもあるのだろうか
古くからある家や会社の敷地に朱色にぬった稲荷様が祀ってあるのを見たことありませんか。
なんで稲荷様はそんなに多くの人から信仰されているのでしょうか?
商売繁盛、五穀豊穣ということはもちろんですが、その理由をちょっとまえにNHKで放送してましたので要点だけいいます。
江戸時代日本橋の越後屋(今の三越)が大繁盛していたそうです。
何で越後屋だけ儲かるんだろう?と誰もが思っていたのです。
ならということで、誰かが越後屋の主人の行動を四六時中見張ることにしたのです。
すると、越後屋の主人はお店の裏に祀ってあるお稲荷さんを毎日毎日丁寧に拝んでいます。
あっこれだ!
越後屋が儲かる訳がわかった!
この江戸時代ので出来事がきっかけで稲荷様の大ブームが到来したそうです。
どこのお宅も稲荷様を敷地に祀って信仰するようになっていったというのです。
それから伏見稲荷大社も大発展を遂げ、数本しかなかった鳥居も莫大に増えていったそうです。
願いが叶うか、叶わないか、運命の石「おもかる石」
話を旅に戻しましょう。
外国人にも有名な千本鳥居をくぐると出てきます。
何が?
おもかる石です。
石灯籠の頭の石をお持ち上げてみて、思ったより軽ければ願いが叶う。
想像より重かったら願いはかなわないとものです。
大きさはというと、マスクメロンくらい。
実は昨年きた時に一度持ち上げています。
なので、大体の重さはわかっています。
どうしても願いを叶えたくて、もう一度挑戦することにしました。
「よいしょっと」
んん、重い!
さすがに一度持ち上げていますので、べらぼうに思いと感じたわけではないのです。
微妙に重かったです。
願いが叶うのはまだ先になりそうです。残念 🙁
伏見稲荷で魔界を感じた
伏見稲荷は言わずとしれた商売繁盛の神様です。
ですが、その商売に敗れた痕跡があちこちに見られるのです。
その姿は”怨霊”となって漂っている感じすらしてきます。
下の写真は狐の絵馬です。
若い人がさまざまな願いを書き込んでいて、ユーモラスでもあり、さわやかでもあります。
このあたりは全然怖くありません。はい!
さて、魔界はここからです。
ご利益を求めてレプリカの鳥居を奉納したのかもしれません。
ですが、何かを”封印”しているようにも見えてきます。
人影のない鳥居は冷気を感じます。
稲荷山山頂へ向かう途中にはいくつも祠が現れてきます。
財産を築いた人はお礼として伏見稲荷に下の写真のような祠を作ったのだと思います。
その祠が手入れされていれば良いのですが、もう何年も人の手が加わってなさそうなものが沢山出てきます。
怖いと同時に人間の欲のはかなさみたいなものが見えてきます。
下の写真は山頂へ向かう途中の新池のそばにあった拝所です。
かなり霊力みたいなものを感じます。
ミニュチュア鳥居に名前や願い事を書いて奉納するらしいのですが、その鳥居が下の写真のように無数に並べられ、片付けられています。
個人個人の願いが古くなった片付けられています。
さっきの絵馬とは違ってちょっと怖いです。
綺麗に片付けられた「願い」に「自然(枯れ葉)」がのている姿です。
やがてやがて二つとも朽ち果てるのです。
個人の願いも自然の一部なのですね。
「永遠なんてありえません」ということかも?
稲荷山には沢山の神様が祀られている
稲荷山の山腹にはありとあらゆる神様祀られています。
下の写真はお酒の神様でしょうか?
足腰の神様もありました。
とにかく一つひとつが個別具体的な神様が沢山います。
例えば、スポーツの神様ではなくもっと具体的に「球技の神様」といったようにとにかく神様が細分化してるのです。
伏見稲荷全部廻れませんでした
今回は2度めなので稲荷山山頂までいくつもりでした。
3時間登ったのですが、半分登ったところで頂上へは到底ムリと悟り引き返すことにしました(残念)。
風情ある茶店が点在しています
休憩しながらじゃないと稲荷山山頂へは登るのは難しそうです。
時代を感じさせる茶店が点在していいますので、休みながらどうぞ。
まとめ
今回伏見稲荷を廻ってみて人間の”欲”がいかにすごいか思い知らされました。
伏見稲荷全体には無数の鳥居と無数の祠と無数のお賽銭箱があります。
欲を叶えたい人と欲を叶えてあげたい人の欲(賽銭箱)が入り乱れた場所です。
この場所は江戸時代がらずっと日本人を惹きつけ、いまでは外国人も加わわってすごいことになっています。
機会があったら是非、伏見稲荷大社を訪ねてみてください。
ここは人間の”欲”が目に見える形で現れているすごい場所なのです。
次の旅行記は宇治平等院です。