諏訪大社四社めぐり
先人の知恵と技術が結集している神社仏閣めぐりが好きです。
今回は日本最大の断層である中央構造線と日本列島をポキンと二つに折り曲げているフォッサマグナが交差するところに位置する諏訪大社へ行ってきました。
諏訪大社といっても一つじゃないのです。
知ってました?
上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮と四つあるのです。
上社の二つと下社の二つは諏訪湖を挟んで反対側にあります。
日帰りで四つ廻るのは難しいのかな、と思ったのですが車ならそんことはありません、半日で十分です。
諏訪大社上社本宮
中央自動車道諏訪インターを降りて諏訪大社上社本宮を目指しました。
入り口の大きなおみやげ屋さんがつぶれたりしていて活気がないのかな、と思ったりしましたがそんな事はありません。
境内には大勢の観光客で賑わっていました。
上の写真の大鳥居をくぐると参拝順路はすぐ左へ折れます。
すると何やらお相撲さんらしき銅像が目に入ってきました。
「雷電 為右衛門」です。
伝説の江戸時代の最強力士は長野県出身だそうです。
おしゃれ心を満足させる金子茶房
雷電の像を横目で見ながら、さらに奥へ進むと東側の鳥居の外に気になる建物が目に入ってきました。
そろそろと近づいてみると「金子茶房」とあります。
喫茶店です。
格子は閉まっていたのですが、奥からおねえさんが出てきてガラガラと開けてくれました。
開けてくれたのじゃなくて、開店の時間だったのです。
おねえさんがニッコリ笑ってメニューを入り口脇に立てかけたので、のぞいてみました。
赤いハーブティー800円、極上コーヒー900円、旬のコーヒー800円。
「ギョ!」(高い)
でも、そんなみっともない表情をおねえさんにさとられてはいけません。
いさぎよく金子茶房へ
開店と同時にメニューが掲げられ、それを見て背を向けて帰るのは武士道?に反します。
いさぎよく入ることに決めました。
入り口脇の待合もおしゃれです。
まず入ると注文と会計をする下のスペースの通されます。
ここで予め飲み物を注文するのです。
コーヒーを頼んだ人は棚に並んだ素敵なコーヒーカップをチョイスできます。
下の写真の素敵な壺もあります。
たぶん有名な人の作品だと思います。
一階店内の様子です。
金子茶房の高級感いっぱいのコーヒーカップコレクション
美しカップがセンスよく並んでいます。
撮影の許可をお願いすると快く了解してもらえました。
店員さんの応答にも高級感がただよいます。
カップも高級感いっぱいです。
建物のデザインにも魅せられる金子茶房
二階の窓からの景色。
本来なら雲の向こうには八ヶ岳連山が見えるはずです。
建物は細部に凝っているのでこれも有名な人の設計だろうと思い、調べてみました。
設計は柳澤孝彦氏、新国立劇場や東京オペラシティなどを手がけた人でした。
さすが違います。
出されるものにも芸術性を感じます
そんな事を考えていると私が注文した「極上のコーヒー」が運ばれてきました。
コーヒーはプレスでたっぷりカップ二杯分あります。
あといろいろついてきたのですが忘れました。
下の写真は「青のハーブティー」。
綺麗です。
「赤いハーブティー」
おしゃれです。
素敵なコーヒーカップを見たり、美しい景色をながめたり、凝った建築のメッセージを感じたりしながらゆっくりと時間をすごしました。
諏訪大社上社本宮の正門に疑問が?
帰ろうと二階の階段から降りようとすると窓越しに鳥居と手水舎が見え、モダンな建物とのコントラストが面白いです。
ここでちょっと疑問がわいてきました。
下の写真を見てください。
太鼓橋があって、手水舎があって、青銅製の立派な鳥居がある。
「もしかして、こちら側が正門なのかもしれない?」
と思えてきました。
参拝順路は巨大な鳥居をくぐってすぐ左へ折れ雷電為右衛門像の前を通らされました。
神社は鳥居をくぐったら正面に拝殿が現れるのが普通です。
このブログを書くにあたり調べたらやはりそうでした。
かつての正門は東参道から(上の写真)でした。
観光バスが停車したりする関係で現在北門が正門のような形になっているそうです。
なるほど。
太鼓橋の上から眺めると真っ直ぐな参道が伸びています。
すると金子茶房は正門前の一等地に立地していることになります。
「それがどうした」と言われれば
それまでですけど、何かパワーありそうじゃないですか?
金子茶房では立地、建築、備品、接待、雰囲気すべてにパワーを感じたのでした。
と、いうわけで今回の「諏訪大社パワースポットの旅」の第一回目は「金子茶房」をパワースポットに認定することにします。
二回目もお楽しみに。
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