5馬力あった労働の価値が1馬力になってきた
40年前くらい前まではお父さん一人が働いて4~5人を食わせる家庭が一般的でした。
お父さんは言うなれば4馬力か5馬力くらいあったわけです。
その後お母さんもパートに出て家計を助けるようになりました。
お父さんの力は4馬力くらいになり、お母さんの1馬力が加わることになりました。
やがて、共働きは当たり前になり、お父さんが3馬力、お母さんが2馬力でちょうど良く家庭を維持できるように変わってきました。
今は男女とも一馬力が普通になって、自分で稼いだ分は自分で使うのが程度になってしまいました。
いや、自分一人の分さえ稼げない一馬力以下の貧困の状況が日本にも来ているらしいのです。
「毎日毎日は変わらないような気がするけど、10年単位みると結構急な変化をしているんだなぁ、世の中って」
どうです?皆さん。
働き出して間もない人はこの変化に気づかないと思いますが、20年30年働いてきた人はわかると思うんです。
私など、30年以上仕事しているわけで、働き始めた頃は終身雇用は空気のように当たり前でした。
その後「バブル」という働かなくてもお金が入ってくる時代を経験したりもしました。
ま、まさか日本で仕事をして一人しか食べられない時代が来るとは夢にも思いませんでした。
働く環境はフラット化している
過去の振り返りはこのくらいにしましょう。
さて、未来です。
働き方の将来です。
どんな働き方良いのでしょうか?
① 給料のいい会社に入る。
② 長時間働いて(ダブルワーク)稼ぎを増やす。
③ 資格をとってスキルアップして効率よく稼ぐ。
④ 起業する。
大体こんなかんじでしょうか。
節約して質素に暮らすというのもありますけど、ここでは働き方、稼ぎ方なので除外することにします。
5馬力あったお父さんの労働価値も今はだいぶ減ってきています。
働く人が平等化、フラット化してきているということです。
同一労働同一賃金となり更にフラット化していくでしょう。
これからの社会で、どう働くか?
重要な問題です。
人から指示される仕事、マニュアルにしたがってやる労働はフラット化してきています。
50代の男性でも20代の女性でも給料の差は昔ほどありません。
経験の値が加味されない職業はフラット化しているのです。
逆の見方をすると、昔と違って「経験値を必要としない職業」が増えている、というわけです。
未来の働き方のポイント
じゃあ、どうやって働くことが有利なのでしょうか?
ありふれてますが「個性(人とは違う考えを持った人)」かな、と私は思います。
ただこの個性ってヤツがなかなか現れにくいというか見えにくいのです。
特にマニュアルと慣例にどっぷり浸かった会社で「個性的な人間」を重要視することはありません。
なぜならマニュアルにしたがって間違いをしないのが優秀な人間だからです。
優秀でない私が、自分で個性が発揮できることは何かな、と考えた時はじめたのが、このブログです。
フラット化した社会では個性が重要視されるはずである、と強い思いがあるから書いてます。
職場では個性が抹殺されるが、それ以外で発揮された個性が人生を優位に導くと信じています。
未来の働き方はマニュアルに忠実に従う自分、と個性を育て発揮していくもう一人の自分を持つこと、がポイントなんじゃないかと考えています。