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人間には発達段階が存在する Part4 - 風が福左右衛門

心理学

人間には発達段階が存在する Part4

発達段階が上昇する前兆はイライラ

いままで属していた発達段階から上位の段階へ移行しようとするときはイライラすることが多くなります。

熱せられたフライパンの上のコーンとでも表現しましょうか、はじけ飛ぶわけですからその前は微振動を繰り返しイライラするわけです。

体制順応型段階の組織に属している人の例をとって話をすすめていきます。

この段階は役所とか銀行など硬いお仕事を想像してもらえばいいわけですが、ここは大半が体制順応型の人間ばかりなので前例や慣例のない話を持ち出す人間は「変人」扱いにされてしまいます。

時々役場の担当者が地域おこしの素晴らしいいアイデアを出し脚光を浴びてテレビ出演などすることがあります。

この段階の組織に属している人は、そんなことしてはいけません。あとで冷たい視線を全職員から受け、数ヶ月すると異動です。

脚光を浴びたこの担当者が移動させられた後とる行動として、2パターンに分かれます。

頑張っていたのに異動させられたことに納得がいかない、けれどもとブツブツ言いながら勤め続けて体制順応型の人間に埋もれていくパターン。

何でだろう?自分に問題があったのか、他人が悪いのか、組織に欠陥があるのか悩みながら、この組織に属していたら、再度頑張っても「出る杭は打たれる」と悟り次の職人型段階を目指すパターン。

職人型段階は誤解を受けそうな呼称ですが、英語ではエキスパート型と呼びます。

組織の訳の分からない「空気」に支配されたり流されたりすることが嫌になったこのパターンの人が、次に取る行動はだいたいが資格を取ることです。

税理士とか司法書士と社会保険労務士とかエキスパートとして食っていけそうな資格を考えます。

で、エキスパート型を目指すと腹を決めたあたりから、体制順応型人間たちが発する言葉、行動、考え方が許せないものとなってしまいます。

つまりその言動にイライラしてしまうのです。熱せられたフライパンの上のコーン状態です。

しかし、資格は直ぐ取れるものでもありませんので、長い間イライラ状態が続きます。早くて5年、だいたい数十年は続きます。気の毒です。

Part2で書いた「発達段階は上昇すると幸せになれるものではない」というのはこの気の毒な状態のことです。発達と幸せは別物と考えてください。

かくいう私も長い間イライラしていましたものでよーくわかります。

じゃあ、あなたは今、幸せ?

と聞かれると微妙です。収入面は(涙)、精神面は(笑)といったところでしょうか。

たくさんのポップコーンが弾けるように日常の些細なことにイライラしては弾けるを繰り返しながら、フライパンから溢れて次の段階へ移行するわけです。

友人は失くすけど家庭ではやさしくなれる

では、いつ段階が上昇したか見極めるのでしょうか?

資格試験に合格したから上昇したのでしょうか?

そんな単純なものじゃなさそうです。

「友達を失くして、家族にやさしくなれた時」が上昇できた時と私は勝手に判断基準をおきました。

体制順応型段階にいた時の友人と酒を飲みながら会話しても全然おもしろくなくなります。同僚の悪口、上司の愚痴、後輩の要領の悪さ、そんなこと聞いても、ちっとも面白くありません。心底笑えなくなり、そんな話題を肴にして笑っている連中が憎たらしくさえなってきます。

なのでこういった友人とは自然に付き合わなくなります。前だったら友人が少なくなるのは心細かったけれども、上昇すると平気で、むしろせいせいします。

そして、旦那さんや奥さん子供がいる人は家庭でのイライラが解消します。

上昇しようと思っていた人のイライラは職場での出来事が根本的な原因ではなく、体制順応型人間同士の思考がつくり出した空気にイライラしていたわけですから次の段階へ進んでしまうと前の段階のことはすべてが客観的に見えてきます。

イライラを家庭でぶつけ、八つ当たりする必要性が一切なくなるので家庭内でやさしなれます。自然に優しくなってしまうのです。

このような状態が訪れたら発達段階が上昇した証拠だと思います。

 

いやあ~「発達段階」書き始めたら止まらなくなってしまいました。もう少し続けますので次回もよろしくお願いします。

 

-心理学