風に吹かれて目黒雅叙園へいってきました。
なんのためにでかけたかというと「櫛・かんざしに見るさくら」という特別展示が模様されていたからです。

目黒雅叙園 鏑木清方の間で櫛・かんざしが展示
ときは4月の半ば、さくらと新緑が同時に楽しめる最高の時期でした。

鏑木清方は日本画壇美人がの巨匠です。
その清方が内装の絵を手がけた清方の間。入り口の障子の凝っているのには驚きました。”さすが”という感じです。

清方の間には憂いに満ちた美人がおります。


櫛・かんざしが荘厳な感じで展示されています。

櫛・かんざしと雅叙園ホテル東京の壁画
江戸時代の町人様子を描いた壁画がホテル雅叙園東京の廊下にはたくさん飾られています。
今回はそれを対比しながら櫛・かんざしを見ていきたいと思います。

江戸時代の女性の頭をご覧ください。
すごい数の櫛・かんざしじゃないですか。
江戸時代ののファッションの最先端を披露するのがお花見だったんですね。

「
「笄」ってよめますか?
笄「こうがい」と読みます。
下の写真にある棒のようなもので、髷にさすもので頭皮がかゆい時はこれで頭をかいたのだそうです。

花魁の頭にもすごい櫛とかんざしが刺さってます。

桜をあしらった模様は妙に現代的でカワイイです。

江戸時代の花見は大ファッションショーだった
江戸時代の花見は別世界の出来事だったのかもしれません。
花見にお供した小姓の頭もすごい櫛・かんざしをつけ、大ファッションショーの様相です。

近くに寄ってみるとこんな感じです。


江戸時代の女性の粋を極めるがかんざし
びらびら簪と名前がついていました。
呼び名のとおりビラビラしてます。

江戸時代の花見の華やかさが描かれています。

さくらをテーマにした展示ですので櫛の模様も桜をあしらったものが多いです。


江戸時代の華やかさが一目瞭然
こんなふうに手前に櫛・かんざし、バックに着物をかけた展示がされています。

鯉の滝のぼりと桜の図案の着物です。
もうこうなると、身につける絵画ですな。

江戸時代のお花見と今のお花見を楽しんだ
本物の桜も飾られていました。

散っている下で楽しそうに踊っています。
ひょっとしたら今の時代より楽しかったんじゃないかな・・・・・

江戸時代、年配の通好みが選びそうな櫛です。


展示されていた清方の間の障子の幾何学的な模様はけっこうみとれてしまいます。

展示されていたものは「櫛・かんざし美術館でどうぞ
ここに展示されていた櫛・かんざしは、澤乃井櫛・かんざし美術館に収蔵されているものです。
江戸の粋を味わいに出かけてみてもいいかもしれません。

場 所 東京都青梅市柚木町3-764-1
開館時間 10:00-17:00(入館16:30まで) 月曜日休館(祝日の場合は火曜日が休館)
入館料 一般600円 学生500円 小学生300円