風に吹かれて東京上野で開催中の三国志展に行ってきました。

東京国立博物館平成館で2019年9月16日まで開催しています。
三国志は「史」ではなく「志」だから今も人気!
三国志は単なる歴史の記述ではなく多彩な登場人物と極限の環境のなかどう生き残っていくか、という壮大な物語です。
そこが漫画やゲームで取り入れられて1800年近く経過してた現在でも人気が衰えません。
「こころざし」は人間の成長願望、人間の原点なのですね。
諸葛孔明?諸葛亮?どちらが正しい!
蜀の劉備の軍師として超有名なのが諸葛孔明ですね。
下の写真は展示してあった諸葛孔明のお姿です。

さすが天才軍師、理知的な顔をしています。
諸葛孔明は諸葛亮とも呼ばれます。
さて、どちらが正しいのでしょううか。
どちらも正解で、諸葛が姓で、亮が名、孔明が字というらしいです。
字は日本ではあまりなじみがありませんが、成人に達するときに付ける名前だそうです。
成人したのちの天才軍師は諸諸葛亮と呼ばれていたのだと思います。
かつてNHKで放送されていた「人形劇三国志」
1982年から84年にわたって「人形劇三国志」が放送されていたのをおぼえていますか?
その人形が今回の展示では随所に飾られています。
先に紹介した諸葛亮の人形もその時の作品です。
下は甘寧という呉に仕えた武将です。

もう一人は曹操の第三子、曹植の人形です。

実物はとても美しい人形でNHKで放送されていた時のぎこちない印象は一切もちませんでした。
今も読み継がれている横山光輝の漫画「三国志」
30年ほど前、60巻の漫画を一気に読んだことを思い出しました。
その横山光輝の原画が各所に展示されていたのは感動を覚えました。
下の原画は曹操の死の場面です。

29巻の「政略結婚」の原画です。

とても愛嬌ある副葬品たち
副葬品やその当時の人形が展示されていたので、ユーモラスなものだけを取り上げてみました。



曹操高陵を再現
2009年河南省で曹操高陵が発見された。
墓内の様子を再現しているのでその様子が体感できますよ。

ミュージアムショップは三国志フィギュア
ショップには三国志の登場人物がたくさん揃っています。

興味のある方はここだけでも満足してしまうのではないでしょうか?

自由に撮影できますがルールを守って
いうまでありませんが、美術館ですからルールは厳しいです。
ストロボ撮影や三脚は使用禁止です。
シャッター音のするスマホは周りの人たちにちょっと迷惑です。
明るいレンズのカメラでの撮影をおすすめします。
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