お城が好きです。
旅行にでて、近くにお城があるとどうしても寄ってみたくなってしまいます。
天守閣のリニューアル(平成28年9)が終えた小田原城
今回小田原城へ寄ってきました。
小学6年生以来なので45年ぶりになります。
一緒にいった息子から
「お城好きのくせになぜ?」
と問われました。
なぜか、わかりませんが機会がなかったのだと思います。
さあ、小田原城へ出かけましょう!
お堀越しに見る小田原城銅門。
石垣のカーブ、漆喰の白、屋根の反り、お城へ来たワクワク感が体の中から湧いてきます。
平成28年5月に天守閣の修理が終えたばかり、というので胸おどります。
さあ、お城の中へ
橋の欄干には魔除けの意味の「擬宝珠」が載っています。
小田原城銅門
関東大震災の震源は小田原に近い相模湾だったので小田原城はかなり破壊されました。
下の銅門は平成9年に再建されました。
梁が鱗模様になっています。
もっと近くへよってみます。
手斧で削ったのだと思います。
現代ではあまり使わない木材を荒削りする道具です。
もう一つ使わなくなっていますが「手斧言葉」という言い方があります。
荒っぽい雑な言葉つかいの意味です。
出典://www.koikeukoumuten.jp/cut/
塀には狭間が模様のようにあいてます。
内側から鉄砲や弓をいって敵をやっつける穴です。
銅門をくぐると遠方に天守閣が見えてきます。
小田原城常磐木門
天守閣へはもう一つ常磐木門をくぐらなければ行けません。
常磐木門をバックにした梅の花、ちょうど見頃でした。
常盤木とは常に緑、常緑の意味だそうです。
なので常緑樹を代表する松の木が植えられているのかもしれません。
小田原城天守閣
やっと天守閣が見えてきました。
中国人観光客が大勢いました。
料金は大人500円。鉄筋の建物だからこんなところでしょうか。
天守閣からの眺めは最高です。
真下が小田原駅。
遠方の山並み一番右のとがったところが丹沢の大山です。
西へ移動して箱根の山並みを見てみます。
中央に見える二つのコブ、左から下二子山、並んで上二子山、少し離れて箱根駒ヶ岳です。
南側は伊豆大島まで見渡せます。
高い建物などない江戸時代、殿様はこの景色を独り占めしていたわけですからすごい。
やっぱりお城は昔の人の技術と心意気と美意識が感じられていいです。
45年ぶりの小田原城訪問記はこれで終わりです。