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「秕」って読めますか?「粃」とも書く。食べ物に関係あり!

こんにちは風に吹かれての福左右衛門です。

「秕」は秋の実りに関係あります

ヒントは下の栗の写真にあります。

さらにいうと、3つ並んだ栗の実の一番右側が「秕」になります。

いがの中の栗

答えは「しいな」と読みます。

いったい秕とはなんだろう?

さて、疑問のしいなをクローズアップしました。

栗の秕(しいな)

秕とは

  殻ばかりで中身のないもみ。

  うまく実らないで、しなびてしまった果実。

  中身のないもの。価値のないもの。   

このような意味です〈デジタル大辞泉〉。

秋の味覚〈栗〉 芳醇に実ったその裏に「秕」あり

パンパンに身の入った栗としなびたしいなの比較です。

実の詰まった栗と粃(しいな)

富裕層と貧困層?

例えが悪くてすみません。

栄養と蓄えた栗の実としいなはこれほど違います。

いがの中の栗2つ

イガの中にしいなは1つ、場合によって2つ入っています。

同居して育つのですが、貧富の格差が現れてしまいます。

取れたたくさんの栗

パンパンに身の入った栗だけが尊重されます。

これだけが消費者に届きます。

秕は消費者にとってはとても遠い存在なのです。

「秕」と「粃」は異体字で同じというけれど、意味は若干違うと思う

ところで「しいな」と言う字には秕と粃があるとタイトルでも書きました。

「のぎへん」と「こめへん」の違いです。

栗が実っていいる様子

調べると単なる異体字で読みも意味も同じものということです。

しかし、読みは同じでも意味は違うと私は思います。

私たち日本人の主食である米の稲穂にも身の入ったものと入ってない「しいな」が存在します。

こめへんの粃はこちらを指しているのだと思います。

一方、山の恵みので実の入っていないものにはのぎへんの「秕」を使ったのだと思います。

木の実は「実り」、米は「稔り」とこちらの漢字も使い分けます。

ですから「しいな」も使い分けしていたと思います。

先人たちの作物への繊細な気持ちが伝わってきます。

栗の頭のちょんぴん名称不明?

ちびまる子ちゃんに出てくるキャラクターのような「栗」とても愛らしいですね。

栗

さて、この可愛らしさを特徴づけている頭の出っ張り「ちょんぴん」の名称が調べてもわかりませんでした。

もし、ご存じの方がいらしたら教えてください。

クイズ 栗は「果物」?「木の実」?どっちでしょうか。

りんごや梨と同じく果物でしょうか?

ナッツ類のグループの木の実でしょうか?

実った栗

答えは果物です。

栗

栗はトゲトゲのイガに守られ、硬い鬼皮、そのうえ渋皮まであってこれほど重装備な果物はありません。

無防備で薄い皮だけの桃と正反対です。

皮むきが大変ですが、進化した商品もあるようです。

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