インドに行ってきました。
すいません、ウソです。
築地本願寺に行ってきたのです。
日本のお寺とは思えない建築
どう見ても日本のお寺とはちがいますね。
これで京都の西本願寺の直轄のお寺だというのですから思い切った様式にしたものです。
こんな奇抜なお寺を設計したのは日本建築界の大御所、伊東忠太。
出来上がった時は「なんだこりゃ!」と非難ごうごうだったんじゃないかと想像します。
設計者もすごいけど建築にGoサインをだした当時の僧侶もすごいと思います。
下の写真は昨年の9月の西本願寺を訪ねた時のものです。
あまりに違いすぎます。
ユーモラスな動物たちが迎えてくれる築地本願寺
築地本願寺にはたくさん動物が住んでいます。
下のライオン?狛犬?もそうですがユーモアいっぱいの動物たちがあちこちにいます。
階段の手すりに座っている象さん。
微笑ましいです。
本堂の中に動物たちの案内板があります。
ではご覧ください。
どうです?芸術っぽいけどユーモラスじゃないですか?
普通の彫刻とはどことなく違うような気がしませんか?
その違いはどれも「太っちょ」なところです。
馬も牛も象もふくよかにデフォルメされていて威厳はあるけどユーモラスって感じです。
設計者の伊藤は太めが好みで奥さんもふくよかだった、と館内の観光ボランティアのおじさんが笑いながら言ってました。
京都伝道院のデフォルメされた狛犬
下の写真も伊東忠太の作品です。
前に西本願寺を訪れたときの撮ったものです。
ユーモラスなカエルだな、と思ってその時はカメラを向けたのです。
今回記事を書くにあたって「あの時のカエルはもしかして?」とよぎったのです。
調べてみるとやはり伊東忠太の作品でした。
あの時はカエルだと思っていましたが、今回調べてみると狛犬だったみたいです。
伊藤忠太のデザインはまったく想像を超えています。
湯島聖堂の怖い動物
で、もっと調べていくと湯島聖堂も伊藤忠太の作品であることを知ったのです。
ここも前に訪ねてブログ記事にしてます。
そして、気になった動物を伊藤忠太の作品とは知らずにカメラに収めていたのが下の写真です。
どうです?
こちらはユーモラスというより、ゾゾ!怖いです。
築地本願寺にはさらにたくさんの動物
館内の巨大な柱には想像上の動物をあしらったレリーフがいっぱいです。
まさか!お寺にパイプオルガンがあるとは、驚き!!
ステンドグラスのある仏教寺院も珍しいのではないでしょうか?
でも何と言っても驚きはパイプオルガンです。
韓国にはパイプオルガンが無くてヨーロッパの管弦楽団が演奏できなかったということを前に読んだことがあってパイプオルガンは「そうあるものじゃない」という先入観があったのです。
ですから昭和初期にできた建物、しかもお寺にパイプオルガンがあったものですから余計おどろきました。
結婚式もこの会場でできるそうです。
築地本願寺と西本願寺の本堂
最後に築地本願寺と西本願寺の本堂の写真をお届けします。
西本願寺本堂内部は似てますね。
外観は違うけど精神は同じっていう感じです。
機会があったら拝観にいってみてはどうでしょうか。
一時間ほどで回らます。
おわり。