宇治平等院をめざして
午前中、伏見稲荷大社を参拝して午後の予定は宇治にある平等院です。
伏見稲荷大社があった稲荷から六つ目が宇治駅です。
JR宇治駅は城を基調とした近代的な駅舎です。
駅前のポストはお茶を保管した壺の形をしてました。
宇治駅ロータリーの信号にはお茶娘さんが迎えてくれていました。
宇治の商店街
さすが宇治はお茶の本場です。
駅前商店街にはお茶の老舗がドーンと構えています。
造り酒屋の酒林(杉玉)は見たことがありますが、お茶屋さんの”茶林”を見たのは初めてでした。
中村藤吉本店の店内から外を見たところです。
風が吹いてきてのれんの裾がチラッとひるがったほうが絵になったのですが、残念です。
中村藤吉本店での食事は40分待ちというので並ぶの諦めました。
何で日本の古い家屋は味があるのでしょうか?
格子戸の前を歩くだけで気分がいいです。
京都宇治茶房山本甚次郎先を急いでいたのでのぞくだけにしました。
昼食は宇治うどん
うどんも宇治の名物らしいので昼食はここに入ることに決めました。
「はなれ 中村製麺」
美味しそうです。
私はカレーうどんを頼みました。
汗ばむくらいの天候でしたが、メニューを見ていたら急に食べたくなりました。
直観的に食べたくなるものって体が欲しているのかもしれます。
もっちり歯ごたえのある麺とカレー味が絶妙でした。
平等院は均整の撮れた芸術
平等院は宇治駅から歩いて10分くらいです。
平等院の庭にはオオムラサキが咲き始めていました。
おお~っ、これが平等院鳳凰堂!
修復が終えたばかりということで綺麗です。
もみじ越しの鳳凰堂も絵になります。
遠くにうっすら鳳凰が見えます。
正面から撮ってみました。
これが10円玉に描かれている姿です。
10円玉より実物のほうが立体感があって素敵です(あたりまえか?)。
写真だけ見るとゆったした感じで撮れてますが、混んでいて良いアングルで撮るのは結構大変なのです。
水辺に映し出された姿もいいです。
極楽浄土の宮殿を模しただけあります。
伏見稲荷大社と平等院は対照的です。
伏見稲荷大社は「欲」、平等院は「浄土」。
「積極性」と「優美」
「混在」と「均整」
すべて対照的です。
午前中に伏見稲荷大社、午後に宇治平等院という見学は大正解でした。
是非オススメします。
疲れたら下の写真のような気持ちいい休憩場所も用意されています。
靴を脱いで足を投げ出すと一瞬の極楽浄土です。
世界遺産宇治上神社
宇治にはもう一つ世界遺産があることを現地でしりました。
その名は宇治上神社、平等院からもそう遠くないので向かうことにしました。
下の写真は拝殿へ入る門ですが、お金持ちの個人宅にもあるような門です。
かなり地味な神社です。
拝殿は小さいながらも威厳があります。
質素で品のいい神様がいそうな感じです。
パワースポットとして有名というのは後で知ったのですが、訪問している時たしかにパワーを感じました(本当かな?)。
最も地味な世界遺産かもしれませんが行く価値はあります。
若葉のもみじど宇治上神社拝殿のコントラストが綺麗でした。
屋根の檜皮葺が有名のようです。
ひのきの皮でできた直線とカーブは「うっとり」してしまいます。
「そんな変なこと考えるのはあなただけよ」と横で妻がつぶやいていました 😥
ほら、下の写真うつくしいでしょ!
パワースポットの稲荷様は迫力がある
稲荷様好きになってしまったようです。
宇治上神社の裏山に稲荷様が祀ってありました。
狐もちょっと人を嫌ったような様相で迫力ありすぎです。
裏山はちょっと怖い感じです。
無造作に積み上げられた石の数々。
いや、無造作ではありません。
一つひとつの石に文字が刻んであります。
余計怖くなってしまいます。
宇治の旅も終わり
肝心の鳳凰堂にのった鳳凰の写真を撮ってきませんでした。
帰り道の駅前ロータリーの電話ボックスの屋根に鳳凰がついていたので、失礼とは思いますがご披露しておきます。
帰りは京阪電車で京都駅までもどりました。
以上極楽浄土の旅でした。
次回は淡路島をご紹介します。