山梨県富士吉田市には吉田うどんという名物があります。
その一軒「しんたく」に行ってきました。
腰がしっかりした富士吉田めいぶつ「吉田うどん」
普通の民家です。
お店に上がると囲炉裏が目に入ります。
杉戸のすすけ具合からして昔は本格的な囲炉裏で火を炊いてたんでしょう。
黒い杉戸に飾り雛がよく似合います。
生活道具だった背負子が無造作にかかっています。
うどんの注文はテーブルにある伝票に自分たちで書き入れるスタイルです。
食べたい物を自分で書き入れてお店の人を呼ぶ。
注文内容をお店の人が読み上げることもなく笑顔で伝票をサッと持っていく。
しばらくすると熱々のうどんが運ばれてくる。
ピッピッなんて端末なんか押したりしないシンプルで合理的なこのシステム、結構つかえるんじゃないでしょうか?
「そんな、どうでもいいこと考えるお客ふつーいないぜ」
と一緒にいった子どもからいわれている始末です。
そうこしていると、うどんが運ばれてきました。
肉天うどん540円なり。
肉金うどん、おなじく540円なり。
かなり腰があるうどんです。
「丸亀製麺」のような弾力のある腰とは違います。
噛みごたえのあるこめかみにくるやつです。
ツルッと口のいれモグ、モグ、モグとやるので途中でこめかみに軽い疲労感があらわれます。
そしたら特性の辛味を加えると、もう一つ味がでて口元が緩みます。
引き続きモグ、モグ、モグ。
大盛りもいける量ですがアゴの疲れ具合がちょうどいい並盛りで正解でした。
味のいいお汁で頂く吉田うどんはいけます。
「しんたく」の庭から普段はよーく富士山が見えるのだそうですがこの日はまるっきりダメでした。
おや?富士山が手に取るように、よ~く見えるじゃないですか。
ほらっ!庭の石。
山梨県富士吉田市新倉1217 電話 0555-23-0136
写真で誰もが一度は見たことある富士山のと五重塔
下の写真は見たことがある人は多いと思います。
グルメの旅のように記事を書き進めてきたのですけど、本当はこの風景を撮りにいくことがが目的でした。
そして、撮った風景が下の写真です。
富士山がまるっきり、見事に、全然見えません。
場所は下記の通りです。
しんたくさん(うどん屋)の女将さんからの撮影情報をお伝えしておきましょう。
桜の時期はカメラを据える場所取りで朝の3時ころからごった返しているとのことです。
気の弱い方はやめたほうがいいと思います。
私も気が弱い(?)ので止めようかとおもってますが。
富士山と五重塔のコントラストが美しい新倉山浅間公園は下の写真にある新倉浅間神社の裏山にあります。
ちょっとした土手を登るような裏山とはわけが違います。
400段の階段を登らなければなりません。
50代後半の体には結構きついです。
階段を登りきると五重塔が見えてきます。
奈良や京都の五重塔を想像しないでください。
もっと小ぶりな塔ですから。
というわけで、ブログで自慢できる写真を撮りにいったのですがダメでした。
でも、このすぐ近くにある美味しいうどんやさんに巡りあえたので記事を書けました。
幸運と不運は隣り合わせですね。