パワースポット

知ってました?日本発祥地が淡路島だって!?

日本発祥の地 伊弉諾神宮

伊弉諾神宮?

「いざなぎじんぐう」と読みます。

難しい字です。
伊弉諾神宮 鳥居

「〇〇神社」という神様は多いのですが、「〇〇神宮」は少ないと思います。

神宮と名乗っていいのは皇室にゆかりのある所だけなのです。

単に「神宮」といった場合は伊勢神宮を指すそうです。

東京の場合は神宮というと明治神宮とその周辺のことですけど全国的にはそうじゃないようです。

その神宮を名乗る神社が淡路島にありました。

私たち関東の人には淡路島は馴染みの薄い地です。

なぜそこに神宮のつく神社が?

兵庫県淡路市多賀740

 

日本の始まりは淡路島だという伝説があり、皇室の祖先神が祀られているのです。

伊弉諾神宮 参道

下の写真、汚れていて読みにくい看板ですがそのことが書いてあります。

『古事記』の中にイザナギ、イザナミの男女二人の神が淡路島から日本をつくったとあるそうです。

伊弉諾神宮 国生み伝説

伊弉諾神宮 国生み伝説

いや、そんなばかな、となりそうです。

けど、丸っきり鼻で笑えそうもないのです。

伊弉諾神宮は日本の神社の総元締め伊勢神宮と緯度がほぼ同じです。

伊弉諾神宮の夏至は諏訪大社の方向から日が昇り、ぐるっと南側を回って出雲大社の方角に日が落ちます。

冬至には熊野那智大社から日が昇り、高千穂神社の方角に日が沈みます。

伊弉諾神宮レイライン図

出典 //www.historyjp.com/article.asp?kiji=208

 

まるっきりでたらめじゃなさそうに思えてきませんか?

伊弉諾神宮の紙垂(しで)

下の写真は伊弉諾神宮の総門です。

菊の御紋が「神宮」の格式と威厳を放っています。

伊弉諾神宮 門

伊弉諾神宮総門

拝殿のしめ縄の様子です。

しめ縄から下がっている紙を紙垂しでと呼ぶそうです。

ちなみに、しめ縄は雲を表します。

紙垂は雷で、となりに下がっている縄は雨を表すのだそうです。

伊弉諾神宮 紙垂

伊弉諾神宮拝殿

伊弉諾神宮の紙垂がモッサリ大きいことに気が付きました。

雷を表現しているにしてはフサフサ過ぎます。

日本発祥の地だからボリュームがあるのでしょうか?

伊弉諾神宮 拝殿 紙垂

伊弉諾神宮 紙垂

下の写真は昨日いってきた宇治上神社と伏見稲荷大社の紙垂です。

伏見稲荷大社のは凝ってますけど大体の神社は宇治上神社くらいの紙垂が多いのではないでしょうか。

紙垂

宇治上神社紙垂(左) 伏見稲荷大社紙垂(右)

伊弉諾神宮本殿の紙垂もボリュームあります。

やっぱり何か違うのでしょうか?

いざなぎ神宮本殿

伊弉諾神宮のパワースポット

地元の人が大きなクスノキがパワースポットだから訪ねたほうがいいと教えてくれました。

伊弉諾神宮 夫婦大楠

伊弉諾神宮 夫婦大楠

立派な木です。

後で知ったのですが、幹の周りで一か所だけ温かい場所があるそうです。

確かめてみたかったー!とても残念。

伊弉諾神宮 夫婦大くすのき

夫婦大楠を見上げた

伊弉諾神宮は「髪」の神様?

黒いイヤホンのお化けみたいなもはなんでしょう?

淡路 伊弉諾神宮 毛根

毛根像ですって!

皇室ゆかりの神社に突然現れます。

パワースポットで有名な「夫婦大楠」の直ぐ側です。

何で急にこんな現代的なものが、という疑問はありますが、それより「髪頼み」です。

床屋で後頭部のカットを合わせ鏡で見せられるたびに頭頂部の寂しさを痛感している私です。

とにかくこの毛根像を撫で回しました。

撫でた手で頭頂部をペタペタ。

さっきのパワースポットの数倍念入りってところです。

伊弉諾神宮 毛根像

伊弉諾神宮 毛根像

 

リーブ21が大スポンサーで建てたようです。

商業主義のにおいプンプンです。

まっいいか!髪が増えさえすれば関係ないな!

伊弉諾神宮 リーブ21

もっともらしい頭髪感謝の碑も建立されていました。

伊弉諾神宮 頭髪感謝の碑

頭髪感謝の碑

 

淡路島出身の有名人が多い

淡路島全体で15万人くらですが人口の割に淡路島出身の有名時は多いのです。

渡哲也、渡瀬恒彦、山口崇(俳優)、笹野高史(俳優)、大地真央(女優)、宮地真緒(女優)、堀井雄二 (ドラクエのプロデューサー)、上沼恵美子(芸人)、南あわじ市阿久悠(作詞家)、山口春吉(山口組初代組長)

ざっとこんな感じです。

日本発祥の地だからでしょうか?

琵琶湖を引っぺがして貼り付けたのが淡路島

琵琶湖をペリッとはがして貼り付けたのが淡路島。

関西ではよく知られている話だそうです。

確かによく似ています。

面積もかなり近くて若干琵琶湖が大きいみたいです。

琵琶湖 淡路島

琵琶湖と淡路島

偶然にしてはよく似てます。

高さ100メートル日本一の廃墟

もう一つ淡路島には不思議なものが存在します。

廃墟マニアには有名な物件が存在します。

高さ100メートル日本最大の廃墟「平和観音」です。

淡路島世界平和大観音

淡路島出身の不動産王が趣味で建てた巨大な観音様です。

会社が倒産して相続も放棄され持ち主がだれもいない状態で近所の大迷惑物件になってしまっているそうです。

脇腹に穴が空いてしまっています。

写真ではわかりにくいのですが、この観音様クオリティがかなり低いのです。

出来が雑、ハリボテ感いっぱいです。

これじゃ行政も修復して観光施設にとはならないはずです。

淡路 世界平和大観音像横っ腹

台座だけでも3階建なので相当の大物です。

窓ガラスは割られ廃墟の条件を満たしています。

淡路 世界平和大観音台座

隣には十重の塔があります。

焼き肉じゃないんです。

ジュージューの塔とは言いにくいじゃないですか。

やはり五重の塔くらいがちょうどバランスよく美しいのですね。

台風で屋根が飛んでしまうらしく網がかけられていました。

 

淡路島世界平和大観音 十重の塔

平和観音 十重の塔

入場門も下の写真のとおり。

今は廃墟そのものです。

淡路 世界平和大観音 音

兵庫県淡路市釜口2006-1

まとめ

神戸淡路大震災の震源地も淡路島でしたから活断層が走っています。

地球のパワーが表出した土地です。

日本発祥の地の伝説、大きな野望で大観音を建て夢破れた人の痕跡。

何となく始まりと終わりを感じさせてくれるちょっとミステリアスな島です。

淡路ビーフ、玉ねぎ、淡路バーガーと美味しいものもいっぱいです。

ぜひ訪れてみてください。

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