大塚商会「ソリューションフェア・セミナー」中野信子さんの話の続き
嫉妬と妬みは少し違うらしです。
どう違うのか脳科学者、中野信子さんのお話を聞いてきました。
嫉妬と妬みの違い
嫉妬は「自分が持っているものを他人が奪いにきている」という不安感情。
妬みは「だれか特定のひとの不幸、失敗を喜ぶ」快楽感情。
の違いがあるのだといいます。
嫉妬は赤ちゃんにもあるが、妬みは赤ちゃんにはない。
嫉妬は動物的感情で、妬みはもっと進化した人間にだけある社会的感情なのだそうです。
嫉妬は女の人、妬みは男の人が強い
嫉妬は女の人のほうが強というのは生物学的に決まっているらしいです。
セロトニンという楽観的になるホルモンが女性は男性の3分の2しか出ないのです。
このことによって女の人のほうがどうしても不安感情が強いということになります。
不安感情が強いとメリットもあります。
先のことを探し出したり、相手の嘘を見破る能力に優れているところです。
だから女の人は旦那の浮気を一発で見破れるわけです。
現状を維持して、失わないようにするため本能なのだそうです。
もう一方の「妬み」の感情は、男の人に強のだそうです。
オンナ編がつくのでこちらも女性のほうが強く持っていそうですが、そうじゃないそうです。
相手が失敗した時の喜びが「シャーデンフロイデ」
「シャーデンフロイデ(ドイツ語)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
私も知りませんでした。
「恥知らずの喜び」という、わかるような、わからないような訳です。
他人の不幸を喜ぶ感情で、
「あの野郎、調子にノリャがって!失敗すりゃいいんだ!」
「ハッハー!失敗した。ざまーみろ!!」
といったものです。
イクメンから不倫、そして議員辞職した宮崎謙介氏を前から知る人の中には「シャーデンフロイデ」の喜びを得た方も多かったと思いますよ。
私たち外野も「他人の不幸は蜜の味」今回の騒動を十分楽しまさせていただいております。
この感情で相手を攻撃し続けると、女性のほうは「ちょっと可哀想かな」と思えてくるのですが、男性はまったく良心の呵責を覚えないらしいです。
この辺りからも妬み感情は男性のほうが強いという結果があるそうです。
男性の方が社会でランキング競争など悪性妬みが起こりやすい環境にいることも一因があると中野信子氏は言ってました。
恥知らずの喜びは自制しよう
「嫉妬」「妬み」は人間に取って必要な感情らしいです。
この感情があるからこそ我々人類は生き延びてきたのです。
上昇志向、モチベーションはこの感情が元になっているらしいです。
プラス面の感情として働けばいいのですがね~。
ふと、周りを見渡しても「あの人がこんな失敗してた」「あの人は本当に仕事ができない」「あの人が何で高い評価うけるの」っていう会話聞こえてきませんか。
相手を引きずり下ろしたい気持ちが少しでも顔をだしたら
「シャーデンフロイデ、恥知らずの喜びなんだぞ!」
と私は言い聞かせたいと思っています・・・・・・今は。
では、またでござる。